こんにちは！
カラダミライラボの斉藤です。

さて、本日は、

「スタッフの失敗と怠慢」

というテーマでお伝えいたします。

治療院を経営していると
上手くいかないことも色々ありますよね。

接客、営業成績、
スタッフ教育、人間関係…挙げればキリがありません。

そして、「上手くいかない」のは治療院だけではありません。

それはスタッフも同じです。

真面目に仕事をしていても当然失敗だってあるのです。

しかし、
気を付けないといけないのは、

「上手くいかなかった」結果にも、

“失敗”と”怠慢”の２種類あるということです。

失敗と怠慢。

この２つは
一見同じように見えますが、その中身は大きく違います。

指導方法も注意が必要です。

「（チャレンジしたけど）うまくいかなかった」
「（やるべきことをしなかったから）うまくいかなかった」

この２つは、同じように見えても
同じように対応してはいけないのです。

チャレンジした上での失敗の場合は、
指導はしてもいいですが注意したり怒ることではありません。

むしろ、結果だけに目を向けて怒ってばかりいると、スタッフは
怒られることを嫌ってチャレンジや新しい提案をしなくなります。

それでは治療院としての成長も少なくなりますし、なにより
スタッフのモチベーションが下がっていきます。

そうならないためにそのスタッフの「うまくいかない」が
失敗なのか怠慢なのか、見分ける必要があります。

【どんな内容でもいいから結果があるか、無いか】

日々の営業の中で行う
何かしらの挑戦や新たな試みには、
どんな形であれ結果が伴います。

・患者さんからの評判が良い、悪い

・指名率が上がる、下がる

・リピート率が上がる、下がる

・集客率が上がる、下がる

・院内の雰囲気が良くなる、悪くなる

・営業上のオペレーションが向上する、悪化する

などなどチャレンジの内容次第で
結果が良くなるかどうかは変わってきますが、
「何かこれまでと違ったことに挑戦すれば、必ず何か答えが出る」

ことは確かです。

【『失敗」は最後までやっている。「怠慢」は中途半端】

そもそも、チャレンジしたことが「失敗」だったかどうかは、

そのチャレンジの内容を行動に起こし、最後まで
やったからこそ「失敗」という結果がついてくるのです。

つまり、「失敗」の場合は
何がともあれ最後までやっている、実施しているということです。

しかし「怠慢」の場合、最後まで行動されていないことが殆どです。

アイデアや提案はあったとしても、

「この人数じゃ上手くいかないから」

「その技術力が今はないから」

と、何かと『出来ない理由』ばかり見つけてきて実際に行動しません。

行動しないから、結果も出ないのは当然ですね。

ですから、もし挑戦の結果が良くなくても、
それは挑戦した結果の
失敗であることを理解し、きちんと評価することが大切です。

怠慢の方が、何も変化を起こしていないわけですので

一見問題がないように見えますが、
長期的に見ればこちらの方がデメリットになるのです。

・アイデアの完遂率（最後までやり抜いた確率）

・タスクの実施率

などを見るようにすると、
失敗したスタッフと怠慢しているスタッフの違いがわかります。

院内ミーティングなどでアイデアや提案を出したスタッフが、
実際に最後までそのアイデアをやり遂げたかどうか。

結果はともかく
まず動いたかどうかを評価し、治療院としても
行動がとりやすいような環境作りをすることが必要ですね。

【「失敗」は早く分かる。「怠慢」はなかなか分からない】

そもそも、目的をもって目標を立てて行動する場合、その結果が
うまくいったか失敗したかの判断は割と早く出るものです。

例えば

・患者さんの集客率
・リピート率
・院内オペレーション

こういったものは、どんなに長くても１ヶ月もすれば
結果は数字に表れてきます。

だからこそ、「成功」か「失敗」かは早い段階で判断がつきますよね。

でも「怠慢」の場合は、
結果が出るほどの行動を起こしていないため、

そもそも「成功」か「失敗」と判断が付くほどの変化が出ません。

「失敗は成功のもと」と言いますが、要は「失敗」が早い段階で分かれば
「どこに問題があったか」が分かりますしそれに対処することも出来ます。

元のアイデアの内容をブラッシュアップさせることが
出来るので、結果的に早く成功にたどり着くことが出来るのです。

最後までお読みただきありがとうございました。