伸びるスタッフと伸びないスタッフ。その違いとは?

こんにちは!

カラダミライラボの斉藤です。

本日は、院で行う勉強会を

「活かせるスタッフ」と「活かせないスタッフ」の違い

についてお伝えしてまいります。

これを知るだけでも、
明日からスタッフのモチベーションがアップして、院内の雰囲気も
劇的に改善しますので、ぜひ最後までご覧くださいそれでは、本題です。

先生の治療院では、日頃「勉強会」を行いますか?
技術について、接客サービス、治療院の経営に関して…

などなど、色々とあるかと思いますが、
スタッフと取り組んでいる勉強会は、今より少しでも良くなるために、

つまり、“向上するため”に行われます。

しかし「勉強会」をやっても、
思ったような成果が上がらないと感じることも多いのではないでしょうか。

実は、何も考えないままただ勉強会を開催しても
時間の無駄になってしまうケースがあります。

時間の無駄になるか否かは
参加する【スタッフの意識】関係しています。

ひとくちに「勉強会に参加する」といっても、スタッフによってその背景や動機は異なるのです。

勉強会に参加するスタッフの意図は以下の
“3パターン”に分けられます。

 

1.院長や先輩に言われたから。

2.施術で必要に迫られたから。

3.向上心のため

院長や先輩に言われたり(強制)、治療院全体で開催するので
本人の意思とは関係なく参加することになるのが1番ですね。

毎日の施術に臨む中で、自らの力不足を痛感したり、
その治療院の方針に合わせた施術を
きちんと行うために必要に駆られて参加するのが2番。

毎日の施術での必要性や強制などは一切関係なく、
とにかくスタッフ自身が

「もっと上手くなりたい」

という一念で参加するのが3番という感じです。

この場合、2や3の意図で参加するスタッフは、
必然的に勉強会というものへの満足度は高くなりますし、

何より姿勢が積極的なので学んだことが身に付きやすいです。

参加する背景がポジティブで、必要性の有無はともかく
「技術を身に付けること」に前向きなのが特長ですね。
しかし、問題は1の理由(=強制)で
参加することになったスタッフです。

参加する理由が後ろ向きなので、
どうしてもやる気にもなれませんし、
せっかくの内容を積極的に学ぶ意欲も欠けています。

開催する側も少し「イラッ」と感じてしまうと思います。

そして、これはさらに別の大きな問題も生み出します。

というのも、

「やる気のあるスタッフ(=勉強会に積極的)」

「やる気のないスタッフ(=勉強会に消極的)」

を一緒に勉強会に参加させた場合、
勉強会で教える側の人間(院長やマネージャーなど)は、

どうしても「やる気のない(消極的な)人」の
習得スピードに合わせて教えることになってしまいます。

もちろんこういった配慮は、必要なことなのですが、
「やる気のあるスタッフ」からしてみれば迷惑な話です。

本当ならガンガン勉強できるはずが
やる気のないスタッフに足を引っ張られてしまうのです。

【勉強会を活かせないスタッフの特徴とは?】

そもそも、勉強会に前向きでないスタッフの何が問題なのでしょうか?

あくまで僕の経験上ですが、
最大の理由は、

『新しい技術は勉強会の時間だけでは身につかない』
という思い込みが関係しています。

例えば、

新しい治療技術を身に付ける時、たかだか数時間の勉強会で
最後まできちんと習得できるようなものではありません。

技術の概要や基本的なこと、
注意点、初歩的な動きなどは短時間で学べますが、

それ以降は反復練習を繰り返し行い、
自分自身で細かいところまで極めていくしかないのです。

日頃の施術で十分に応用できるようになるかどうかは、
「勉強会の後の行動」にかかっています。

しかし、強制参加で前向きな意思が無いまま
勉強会に参加している人には、そのモチベーションがありません。

勉強会では、技術や知識を「与えてもらえる」と思っていて、
いわゆる受け身の姿勢なのです。

そして復習・練習をしないから、結局新たな技術としてきちんと
身につかず中途半端で終わってしまうのですね。

これはとても残念なことですし、
勉強会を開いても時間と手間の無駄になります。

【勉強会を活かせるスタッフになるために必要なこと】

勉強会に熱心でなかったスタッフが、勉強会で
最大限技術(知識)を吸収し、その時間を活かすためには、
次の2つの気持ちに
フォーカスすることが大切です。

<1>
勉強会の内容を「もっと知りたい」と思う気持ち

勉強会で教える
「新しい技術」「新しいアイデア」などの内容について、
勉強会を受けているスタッフ本人が、

「もっと知りたいな」
「なにこれ、面白い」
「もっと勉強したい」

と思うことです。

仮に勉強会に参加するに至った
背景や意図が後ろ向きでも、

勉強会を実際に受けてみたら
とても刺激的で面白かった…と
なれば良いのです。

「純粋に、技術として興味深い。面白い」
「この技術はすごく使えそう!」
「将来的に、治療家として役に立つ情報」

こういった感情を持てるかどうか。

そのためには、参加するスタッフたちの
知的好奇心を刺激したり、

勉強会で学んでいる技術の将来性や
汎用性などのメリットを明確に提示することが重要です。

ただ単に、新しい技術の1つとして勉強会を行うのではなく、

「これを覚えたら治療家として
 こんなメリットがあるよ!」

「こんな使い方もできるよ!」

ということも、教える側が
併せて伝えることを注意してみてください。

<2>
自分自身の立ち位置に気付かせる

勉強会をしていく中で、参加しているスタッフ本人が

「他のスタッフと比べての自分の技術レベル」

について”気付ける内容かどうか”が重要になります。

普段は、
各人が患者さんの施術に当たっていて、
他のスタッフの技術や接客レベルを
目の当たりにする機会は意外とありません。

なんとなく最初から最後まで施術の流れが出来ていると、

自分では出来ているつもりになっていたりして、
他のスタッフとの細かいレベルの差に気付けないのです。

勉強会という場であえて他のスタッフとの違いを
細かいところまで見せるような内容で行うと、

「あれ、自分だけ少しレベルが低い?」
「後輩だった○○が、こんなに伸びてきてる」

など、各スタッフの
技術力や知識の差について、気付きがあるはずです。

スタッフ本人がこういう気付きを持てると、モチベーションアップに繋がり、
「必要性に駆られる」心理になります。

自分をチームの中で俯瞰して見る機会を作ってあげる
ことに意味があるのです。

以上、本日は、勉強会の内容を

「活かせるスタッフ」と
「活かせないスタッフ」の違い

についてお伝えして参りました。

勉強会を上手に活用できるようになって、
チームの能力をアップして頂ければと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

facebookでのコメントはこちら

執筆者一覧

斉藤隆太

年商1億円を最短で達成した治療院オーナー兼コンサルタント

田村剛志

指導実績10,000人。日本屈指の治療院コンサルタント

受付は見た!司会:鈴木

受付ならではの視点から見えてきた、治療院経営、強いチーム作りのヒントをお届けします!!

スタッフに訊く!司会:斉藤隆太

院長不在の状態でもスタッフ一人一人が成長し続ける組織作りのノウハウをお伝えします!