お子様を制する者はパパママを制す

こんにちは!
カラダミライラボの斉藤です。
本日は、スタッフ一丸となって

 

『お子様連れ患者さんを正しい対応の方法でガッツリ取り込もう』

という、いつもと少し趣向を変えた内容でお届けいたします。

ぜひ、スタッフさんともこのメルマガを確認してみてください。

小さなお子様をお持ちの方は、「普段の外食も苦労する」とよく聞く話ですね。

泣く、ぐずる、奇声をあげる、走り回る、こぼす、すぐ飽きる…
このような行動を起こすお子さんを連れたパパ・ママにとって、

出掛けたり外食することはそれなりにハードルがあります。

行き当たりばったりで
お店を決めること自体リスクが高すぎます。

だからこそ、事前に色々と調べ、子連れでも行きやすい条件が揃った

「お子様連れに優しいお店」に子連れのパパ・ママは行くのです。

これは治療院も例外ではありませんね。

【小さなお子様連れ患者さんを取り込むことは出来ないか?】

子連れの患者さんにフォーカスした治療院もありますが、

治療院というカテゴリー上、なかなか「小さなお子様連れ歓迎!」を
アピールしているところは少数です。

しかし、産後ケアのメニューに力を入れてらっしゃる治療院なら、

お子様連れ患者さんへの対応は集客へ非常に大きなアドバンテージになります。

これからご紹介するのはそんな

 

「小さなお子様連れ患者さんへの対応、必要な設備、振る舞い方」

 

などです。

まずは、
小さな子供連れのパパ・ママが入りやすいお店の条件

まず、飲食店の事例でお話しします。

 

乳幼児の年頃の子供を持った親が「入りやすい」と感じるには、
いくつかの条件を揃える必要があります。

親御さんが「子連れでも入りやすい」と感じる環境条件をピックアップしました。

◆ベビーカーが通れる通路の確保、
 テーブルの横にベビーカーを置くスペースがある

◆完全禁煙、もしくはちゃんと分煙スペースがある

◆子供用の椅子、または座敷がある

◆個室がある

◆授乳スペースやおむつ交換台がある

◆キッズスペースがある

などなどです。

これら全てを満たすお店はなかなか無いと思いますが、
これが「乳幼児を連れた親」が望む理想の環境条件です。

では、これを治療院に当てはめるとどの要素が必要になるでしょうか。

治療院は下記の条件が揃っていれば
「お子様連れに優しい」と謳っても大丈夫だと思います。

◆ベビーカーで入れる
(出来れば施術スペースまでベビーカーで行けると尚可

◆個室がある

◆施術中に子供を安全に待たせておける場所
(ベビーベッドや、バウンサー完備)

◆キッズスペース
これらはコストと他の患者さんとのバランスの問題なので、

「お子様連れの患者様」の客層をターゲットにし、集客したい場合にのみ、
これら設備を整えみるといいと思います。
次に、
意外に盲点になる大切な2つの要素
についてです。
子供を連れていく側からすると、
実は設備と同じだけ(もしくは設備以上に)
気になる要素が2つあるのです。

それが

◆子供の扱いに慣れたスタッフがいるかどうか

◆院全体から醸し出される「お子様連れ歓迎!」の雰囲気

この2点です。

どんなに設備が整っていても、実際に対応してくれるスタッフが
子供の扱いに慣れていないと預ける親はとても心配です。

「他の患者さんがいるので(うるさいのは)ちょっと…」
と、に露骨に嫌がる対応をされると患者さんは不安を抱えています。

小さなお子さんを連れていきたい患者さんこそ
「人に迷惑をかけないか」を気にしている人が多いので、

「お子様連れ歓迎!」の雰囲気があるということが何よりも安心して
来院できる条件になるのです。

また、せっかくコストをかけて設備(ハード面)を整えても

スタッフの対応(ソフト面)次第でうまくいかないこともあり得ます。

ですので、
『お子様連れ患者さんを積極的に集客するのであればスタッフへの教育も欠かせません!』

とはいえ…

子育て経験でもないと子供の扱いは絶対に慣れないものです。

特に独身スタッフばかりの治療院では、

「誰も子供と上手に接することが出来ない」

なんてこともあり得ます。

また、子供は好きでも育児の知識がないと、子供の安全が確保できない、
ということもあるので注意が必要です。

そこで、子供の年齢別に

・注意すること
・接し方のコツ

を簡単にご説明します。

――――――――――――――――――――

<0歳児>

・首が座るまでは基本的に自分では動かないので、ベビーベッドなどを
 使って安全に寝かせておけるスペースを確保する
・0歳の後半になると何でも口に入れるようになり
 誤飲の可能性が高くなるので、小さいものは子供の近くには置かないこと
・0歳の後半になると人見知りも出てくるので、
 無理に抱っこしたり構ったりしないこと
・物を握ることは出来るので、振ってカラカラと音がする
 オモチャなどを用意すること

<1歳児>

・誤飲の可能性があるので、小さいものは子供の近くに置かないこと
・つたい歩きを始めるが転びやすいので、
 頭を打たないようにクッションマットなどを敷いたスペースを作ること
・どこへでも歩いて行ってしまうので、サークルで仕切るなど個室スペースにすること
・積み木、お絵かき、手先を使ったおもちゃで
 遊べるようになるので、音の出ないオモチャをいくつか用意しておくと静かに待たせること
・言葉のコミュニケーションを好むようになるので、
 ひどい人見知りの子でなければ、ジェスチャーを交えてゆっくり話しかけてあげること

<2歳児>

・「魔のイヤイヤ期」で
 自己主張が強くなりかんしゃくを起こしやすいため

 「○○しちゃダメ!」などの声掛けは避ける
・子供が好む動画などを用意して集中させること
・どんどん手先が器用になるので、手を使う細かい遊びを用意しておくこと
・レゴ、お絵かき、おままごと、絵本などを用意しておくこと

 

――――――――――――――――――――

ここに挙げたのはあくまでも基本的なことですが、

子供の行動が少しでも
事前に想定できるとだいぶ落ち着いて対応できるようになると思います。

何より、お子様を迎える場合に
最優先されるのは「安全」ですので楽しんでもらうより、
安全に親御さんの施術が終わる事が大切です。

事故を起こさず、お帰り頂けることを目的にすると良いです。

大切なのは事前準備です。

~~~~~~~~~~~
本日ご紹介した内容をそのままコピーしてスタッフ全員で
共有しておくだけでも
対応は変わると思います。

お子さんの扱いの上手下手は
仕方ありませんが、歓迎する姿勢だけは統一することが大切です。

「お子様」を制する者は「パパ・ママ」も制しますので、
スタッフ一丸となって「お子様対策」が
出来るようになって頂ければと思います。いかがでしたでしょうか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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斉藤隆太

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田村剛志

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