スタッフの意欲を持続させる●●とは?

こんにちは!
カラダミライラボの斉藤です。

 

突然ですが、

先生のスタッフさんは
自ら意見を言いますか?

 

・治療院の運営
・オペレーション、
・スタッフ交流に関すること

 

これらのアイデアや
意見が出てきますか?

 

「スタッフが自発的に前向きな意見を
 どんどん出してくれる!」

 

「意見交換がさかんな活気ある
 雰囲気が出来ている!」

 

もしこういった
雰囲気やスタッフの姿勢を望むなら、
実現するために
いくつか必要なことがあります。

 

先にお断りしておきますが、
活気のある雰囲気やスタッフの姿勢は、
全てがスタッフ個人の資質や性格に
よるものではありません。

 

むしろ、どんなに
やる気があるスタッフでも、
どんなに問題解決意欲の高いスタッフでも、

 

環境次第ではそのモチベーションや
積極性がつぶされる場合があるのです。

 

今回は、

「ほっといてもスタッフが
 自発的に前向きな意見をする!」

 

「院が活発な雰囲気になる!」

を実現したい先生に向けて、
事例を交えてご紹介してまいります。

 

==========
 よくある失敗例
==========

 

飲食店などに行って、
客席やレジに「ご意見投書箱」が
置かれているのを
見たことはありませんか?

 

もしくは大きな組織で働いた
経験のある方なら、

職場に「社内投書箱」や「目安箱」
を見たことがある方もいるでしょう。

 

このような仕組みを導入する組織は
最近多くあります。

経営者やマネージャーが、
「現場の声を聞きたい!」
という意欲がある証拠です。

 

しかし、残念ながら
ある”基本”を守らなければ
上手くいかないケースが
ほとんどなのです。

 

「投書箱」や「ご意見投書箱」が
きちんとあるにも関わらず、
思うような結果が出ない事があります。

 

こうしたケースで
一番多い失敗例の現象は…

「現場から声が上がらない」

とてもシンプルですが、
一番残念な結果ですよね。

 

・仕組みはあるのに
 当の現場のスタッフが
 まったく反応しない。

・意見が出てこない。

 

だから結局、現場の声が
経営に生かされない。

 

完全に悪循環です。

では、なぜ
こんな失敗が起こるのでしょうか。

 

=================
 現場の声を集めるために必要な基本
=================

 

上記であげた「基本」とは
一体どんなことでしょう。

 

結論をいいますと、以下のような
要素が必要となってきます。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1)投書箱などのを設ける
  目的やメリットを明確にすること

2)全てのアイディアに解答を出すこと

3)良い意見は褒めること

4)都合の悪い意見を叩いたり
  もみ消したりしないこと

5)変化を目で見える形にすること
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

それでは一つずつ解説していきますね。

 

■1)目的やメリットを明確にする

 

当然ですが、理由もなくしれっと
目安箱だけ用意しても
スタッフは困惑してしまいます。

 

「なぜ今これをするのか?」

「導入したら治療院やスタッフに
 どんなメリットがあるのか?」

といった導入の目的と、システムが
上手く稼働した場合のメリットを
明確に提示する必要があります。

 

人によっては単に作業や負担が
増えるように感じてしまい

「手間だな、、」

「面倒くさい、、」

と感じることもあり得ます。

 

そのため導入前の動機付けの
説明が不可欠なのです。

 

■2)全てのアイデアに回答すること

 

アイデアや意見を出す…と言っても、
出てくるアイデアの内容は
スタッフによって千差万別です。

 

実現性が高く手堅いものもあれば、
正直「甘いな…」と感じるような
お気楽なものもあるでしょう。

 

しかし、
どんな内容であっても
回答はしてください。

 

当然、採用・不採用は
内容によって変わります。

 

「全てを導入せよ」という
意味ではありません。

 

ただ、せっかく意見やアイデアを
出してくれたのです。

 

仕事の忙しいあいまに時間と
手間をかけてわざわざ
出してくれていることを
忘れないでください。

 

■3)良い意見は褒めること

 

「良い意見(アイデア)」は
『認める』という行為を
必ずしてください。

 

『認める』方法としては、

・表彰する
・実際に実現させる
・アイデアの採用実績を
 人事評価に反映させる

などの形で認めてあげることで
スタッフの意欲が向上していきます。

 

■4)都合の悪い意見をもみ消さない

 

これは特に重要な要素です。

 

スタッフから出てくる意見やアイデアは、
必ずしも院長やマネージャーにとって
耳当たりのいいものばかりとは限りません。

 

マネジメントする側の
不手際や問題点を
指摘する内容もあります。

 

でも、それを握りつぶしたり、
意見したことを
無かったことにするのは論外です。

 

現場の率直な意見を
吸い上げるために行うわけですから、
どんな内容であれ怒るようなことは
あってはなりません。

 

■5)変化を目で見える形にすること

 

良いアイデアは表彰するなど
「褒める」のは勿論ですが、

最終的にそのアイデアが取り入れられ、
治療院が実際に良い方向に
変化していく様子が
スタッフの目に見えることが大切です。

 

もし目に触れない部分が変わった場合も、

変化した内容について
院長やマネージャーが
スタッフに伝わるように
周知することを忘れないでくださいね。

 

いかがでしたか?

 

積極的な意見やアイデアを
吸い上げるために、

そして、
その仕組みを継続するためには、
これらの基本的な条件が
整っていることが大切です。

 

自分の声を聞いてもらえるというのは
承認してほしいという欲求を
満たすことにもなりますので、

自分が実際に貢献している実感を
スタッフは感じることができるんですね。

 

そして、
現場の声を活かして
実際に治療院を変化させることは、
患者さんからの満足度を
高めることにもつながります。

 

スタッフのモチベーションと
患者さんの満足度の両方を
向上させられますので、

ほっといてもスタッフから
意見やアイデアがどんどん湧き出る
環境づくりを意識してみてください。

 

斉藤隆太

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斉藤隆太

年商1億円を最短で達成した治療院オーナー兼コンサルタント

田村剛志

指導実績10,000人。日本屈指の治療院コンサルタント

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