指示待ちスタッフを成長させる2つの方法

こんにちは!
カラダミライラボの斉藤です。

あなたはスタッフに対し

「指示を与えれば完璧にこなすのに、
 自分から何かを考えたり動いたりしてくれない…」

こう感じたことはありませんか?

そこで本日は、

『自発的に動けないスタッフ』
『動けるスタッフ』に育てる考え方

について、お伝えします。

スタッフが何人かいると、当然それぞれに個性があります。

それは仕事の進め方についても同様で、

「時間はかかるけど丁寧」
「要領がいい」
「理屈っぽくて納得しないと動かない」

など、様々です。

もしあなたが、スタッフの行動力にお悩みでしたら
是非、最後までご覧ください。

それでは、本題に入ります。

【指示がなければ動かない】

これではスタッフはいつまでたっても
仕事の幅が広がりませんし、

院長やオーナーにとってもストレスが溜まる一方で
お互いに良いことはありませんよね。

実は、僕が運営している整体院でも
この問題を解決するのにとても苦労しました。

『動けないスタッフ』なんと多いことか…と。

しかし、今は悩むこと自体なくなりました!

それはなぜか…?

スタッフが

“自分がやるべきことは何かを見極めて取り組む”

ようになったからです。

【動けないスタッフの特徴】

『動けないスタッフ』何が原因で動けないのでしょうか?

別に、やる気がないとか反抗的だからといったことではなく、
本人はやる気があって前向きなのに『動けないスタッフ』になってしまう…

その要因について考えてみました。

そしてその答えは、大きく分けると以下の2つでした。

1.上司からの評価が分からず不安感が強く動けない

上司(院長やオーナー)から自身の仕事について
フィードバックをされていない為に、

「自分が上司にどう評価されているかさっぱり分からない」

「評価が低いのかもしれない」

と不安になり、自信を持てなくなってしまうのです。

もしくは、日頃から上司に怒られてばかりで、

自分の仕事ぶりに対する評価が著しく低い人も、動くことを怖がります。

「何か勝手にやってまた怒られたらどうしよう…」

という思考回路になりがちなのです。

2.思考作業が苦手で目的が立てられず動けない

経験不足、または元々のタイプとして思考作業が苦手なスタッフもいます。

そもそも思考作業とは…

何かしらの目的や課題または、漠然とした目標に向けて

それを細分化しながら具体的な行動レベルに落とし込む作業のことです。

この作業が苦手だと行動力があっても自分で答えを出せないので、

指示を出してくれる人が必要になります。

性格的には前向きだったり、やる気があるけれど
自発的行動が出来ないタイプです。

では、実際何をすればいいのでしょうか。

【動けるスタッフにするには?】

では、マネジメントする人間は
これらの2パターンのスタッフに対して、

どのように対処すればよいのでしょうか。

1.上司からの評価が分からず不安感が強く動けない

まずこのタイプの人に対しては、
上司が正しいフィードバックをしてあげてください。

日々の業務に対するフィードバックは、
マネジメントをする人間の義務でもあります。

このフィードバックという言葉ですが、
そもそもの意味は…

『スタッフの行動によってどんな結果がもたらされたのか?それを本人に伝えてあげること』

というものです。

ではココで、フィードバックの悪い例と良い例をご紹介します。

「○○さん、この間作ってくれた
 院内ポップよかったよ。次もよろしくね」

「○○さんこの間作ってくれた
 症状改善の数値が入った院内ポップのお陰で
 
 患者さんから安心感を得ることが出来て
 契約数が1割UPしたよ。次もこの調子で頑張ってね」

分かりますか?

『どんな行動をして、それによってどんな結果になったか』

を、具体的に本人に伝える。

それが出来ているかいないかの違いです。

マネジメントをする人間は普段からこの作業を
スタッフに対して行わなくてはいけません。

そして、このフィードバックは、
可能であればポジティブな内容が望ましいです。

もちろん、注意や今後の課題を指摘する内容でも構いません。

ただし、この時に絶対に守らなくてはいけないことは
「感情的にならないこと」です。

ここは、必ず守ってください。

正しい指摘を感情的にならずに具体的に伝えると、
スタッフは真摯に受けとめることが出来ます。

日頃、仕事に対するフィードバックを常に受けている人は、

自分の仕事のどこにどんな問題があったのかを理解することが出来ますし、

どんな仕事をしたときに上司に評価されるかも分かります。

問題の克服も早くできると、怒られる回数も減るので
自信を持って仕事に取り組むことが出来ますよね。

もし先生に、フィードバックをしていないという自覚があるようでしたら、

是非、明日からスタッフに対して
正しいフィードバックをするように心がけてみてください。

 

2.思考作業が苦手で目的が立てられず動けない

思考作業が得意な人は、「自分なりの考える切り口」や「手順」を持っています。

漠然とした課題や大きくザックリとした目標も、
「自分なりの考える切り口」や「手順」で細分化していくことで、

最終的に具体的な行動に落とし込むことが出来ます。

しかし思考作業が苦手な人は、「自分なりの考える切り口」や
「手順」を身に付けていないんですね。

だから出来ないんです。

そこで、思考作業を得意にする方法を2つご紹介します。

【その1】

出来る人の真似をさせたり、フォーマットを準備する

どんなことでも、最初は
「上手な人の真似からはじめる」のが上達への近道だと言われるように、

思考作業も最初のうちは得意な人の真似をさせると良いと思います。

もしくは、定型フォーマットのような簡単なフレーム

例えば、『5W1H』を用意して、それに当てはめて考えるようにする。

※いつ、どこで、だれが、なにを…と言われるアレです。

とにかく、
考え方の元となる材料を提供してあげるのが良い方法です。

最終的には自分でゼロから考えてもらうのですが…

最初のうちは、

「考えるクセをつける」

「考え方にヒントを与えて思考作業への苦手意識を減らす」

この2つを意識してみると上手くいきますよ。

【その2】

部分的に考えさせる

思考作業には大きく分けて3つのステップがあります。

1、『目的を考える』
2、『目標を考える』
3、『手段・方法を考える』

最初から3つを全部自分で考えろといっても
ハードルが高すぎるので、どれか1つ初めてみるといいです。

難易度は1>2>3の順なので、
まずは簡単な「手段・方法」から考えてもらうのが良いと思います。

上司が目的や目標を分かりやすく提示した上で、
それを実現するための「手段・方法」を考えてもらう。

そうすれば、目標が明確になっている分、方向性がはっきりしていて考えやすいです。

最初は簡単なところから考えるクセをつけてもらい、
成功体験を積ませてあげて徐々に難易度を上げていきましょう。

何も材料を与えないで、最初からいきなり

「考えろ!」
「具体的にどうするんだ!」

などと迫っても意味がありませんのでご注意ください。

以上、いかがだったでしょうか。

もしあなたの院に『動けないスタッフ』いるのであれば、

是非この考え方を取り入れてスタッフ育成してみて下さい。

正しい手順で育てていけば『動けるスタッフ』になりますよ。

本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました。

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斉藤隆太

年商1億円を最短で達成した治療院オーナー兼コンサルタント

田村剛志

指導実績10,000人。日本屈指の治療院コンサルタント

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